チャットAIの登場からしばらく経ちましたが、それから仕事におけるAI化の加速が昨今、目まぐるしく感じるのではないでしょうか。
EC業界においてもそれは言えることです。
バナー作成、商品紹介文、カスタマーサポートに関してもAIを活用しているECサイトは増えていると考えます。
色々便利になったり時短ができたりするようになりましたが、ここで人の役割が今後どう必要になるか一緒に考えてみましょう!
AIが普及した今、ECでの人の役割はどうすべき?

既に多くのAI技術が提供されており、その技術を駆使したお仕事も増えています。
AI生成されたキャラクターによるSNS活動でしたり、通販やECサイトでよく見るようになったチャットボット機能もAI技術が活用されています。
人の手で行うより時短でき、文章を考える必要がなくなったり、わざわざ人が対応しないで済むようになった分、他のことに作業リソースを割けるようになりました。
それに伴い、ECにおける人の役割も今後は変わってくると予想されます。
特にマーケティングにおける顧客流入や分析の分野で人の役割は重要になってくるでしょう。
今後のECにおける人の役割|どうマーケティングすべき?

来年、または今後のトレンド予想としては、作業のAI化が進んだ時、人がどうマーケティングしていくか?というのが特に求められると予想されます。
そもそも、AI化が進むとカスタマーサポートも必要最低限になりますし、他の業務も概ね時短や簡略化されるでしょう。
梱包を機械で行うECサイトもあるので、ますます人はどうすべき?となるのではと考えます。
そんな中考えられることは以下の項目ではないかと予想します。
- ターゲット層をより明確化
- アンケートやレビューなどでユーザーの求めるものを把握して提供
- ユーザーの声を基に品揃えやサービスの添削
売り上げやユーザーを獲得するには、まずターゲット層をきちんと把握しなければなりません。
実際にユーザーのニーズに応えていくことも満足度や更なるユーザーの獲得には必要です。
また、そのニーズにどれだけ応えるべきかもECサイトによっては検討する必要があるでしょう。
他にもユーザーの流入分析などは欠かさず行い、動向を見守ることも必要になります。
トータルすると、AI化が普及したらEC運営で人が求められるのは、分析と戦略がメインになるでしょう。
更にいうと、PCユーザーよりスマホユーザーの割合が多くなっているため、よりスマホフレンドリーな分析と戦略も求められると言えます。
ECサイトの今後のトレンド予想は?求められる消費者ニーズへの迅速な対応

ECサイト(Eコマースサイト)の今後のトレンドは、技術革新や消費者の行動変化により多岐にわたる可能性があります。以下に今後注目されであろうトレンドを10項目ピックアップします。
1. AIとパーソナライゼーション
- パーソナライズされた体験
消費者のデータを活用し、個人に合わせた商品提案、価格設定、メールマーケティングが進化します。AIを活用したレコメンデーションエンジンは、購入率を高める重要な要素となります。 - チャットボットと音声アシスタント
AIを活用したチャットボットや音声アシスタントが、24時間対応のカスタマーサポートやショッピングアシストとして普及します。
2. モバイルファーストとPWA(プログレッシブウェブアプリ)
- モバイルデバイスからの購入が増加し続けるため、モバイル最適化が不可欠です。
- PWAを採用することで、アプリのような使いやすさと高速なページ読み込みを提供しつつ、ネイティブアプリのダウンロードを不要にします。
3. ライブコマースとビデオコンテンツ
- ライブコマースはリアルタイムの動画ストリーミングを通じて商品の紹介や販売を行う手法で、中国を中心に急成長しています。これが他の地域にも広がると予測されます。
- 短い動画やインタラクティブなコンテンツも、購入意欲を高める手段として重視されています。
4. サステナビリティとエシカルショッピング
- 環境意識の高まりにより、エシカルな商品、環境に配慮した梱包、カーボンニュートラル配送が求められます。
- 消費者が商品やブランドを選ぶ際、透明性のあるエコフレンドリーな取り組みが重要な要素となるでしょう。
5. 新しい決済手段とBNPL(後払いサービス)
- クレジットカードやモバイルウォレットに加え、暗号資産(仮想通貨)やBNPL(Buy Now, Pay Later)の普及が進みます。
- より多様な支払いオプションを提供することで、消費者の利便性が向上します。
6. AR/VR技術の活用
- AR(拡張現実)を活用して、商品をバーチャルで試す体験が一般的になるでしょう。たとえば、家具の配置をシミュレーションしたり、化粧品を試したりするアプリが増えています。
- VRショッピングでは、仮想店舗で実店舗に近いショッピング体験が可能となります。
7. サブスクリプションとリテンション戦略
- サブスクリプションモデルが引き続き注目されます。食品やファッションなど、定期配送を利用することでリピート率を高める戦略が進化します。
- 顧客リテンションのためのロイヤリティプログラムや特典も、競争優位性を保つために重要です。
8. マーケットプレイスの進化
- Amazonや楽天市場のようなマーケットプレイスが引き続き主流ですが、ニッチな分野やD2C(Direct-to-Consumer)モデルのサイトも台頭しています。
- ブランド独自の世界観を提供するプラットフォームが増加するでしょう。
9. クロスボーダーEC
- グローバル市場へのアクセスが容易になり、クロスボーダーECが拡大しています。
- 多言語対応、地域特有の配送方法や決済手段の提供が求められます。
10. ゼロパーティデータの活用
- プライバシー規制の強化に伴い、顧客自身から直接収集する「ゼロパーティデータ」を活用する手法が重要視されています。これにより、広告の精度や顧客エンゲージメントが向上します。
これらのトレンドを意識し、消費者のニーズに迅速に対応することが、今後のECサイト運営での成功につながると言われています。
まとめ
今回は、「AI化が加速する中で人のECにおける役割は?今後のトレンド10もご紹介♪」という内容でご紹介しました。
AIの導入は人のお仕事や生活を便利なものにします。
その一方で、ECサイト運営側には消費者のニーズへの迅速な対応が求められてくるため、EC情勢は目まぐるしく進化して行っていると言っても過言ではないでしょう。
その進化の波に上手く対応していくことで、より収益にも繋がっていくと考えます。
EC市場はますます拡大していきます。
EC化する企業も今後も増えるでしょう。
そんな中で根強い地盤を作っていきたいものですね(^^♪


