「ECサイト運営は辛いからやめとけ」という経験者の声を聞くこともあります。
しかし、ECサイト運営が辛いと感じるのには原因があり、その対処法をしっかり知っていれば楽しいと思えるのではないでしょうか。
そこで今回は、ECサイト運営が辛いと感じる原因や対処法、ECサイトの将来性や業界の今後についてご紹介します!
ECサイト運営が辛いと感じる原因や対処法は?
ECサイト運営が辛いと感じたり、やめとけと言われている原因は以下のとおりです。
- やることが多い
- 人手が足りない
- 集客が上手くいかない
- カスタマーサービス業務がしんどい
それぞれどのように辛いと思われているのか、対処法と一緒に見てみましょう!
やることが多い
ECサイト運営はとにかくやることが多いです。
- ECサイトトップページ作成や編集
- バナー作成
- 商品登録関連
- お客様対応
- メルマガ
- SNSなどの集客
他にもやるべきことはありますが、ざっと挙げてもこれだけあります。
それらをチームで行うとなると、チームの進捗管理なども作業の内に入ることでしょう。
全てを管理するには、大変過ぎます。
それゆえにECサイト運営は辛いと思われたり、やめとけと言われていたりします。
そのやることの多さを解消させるにはチームのメンバーで業務を共有・分担すべきです。
そしてローテーションを組んで全員がそれぞれの作業をできるようになり、分担が上手くいくようにしましょう。
チーム全員が複数の作業を把握することで、誰かがお休みしても作業に抜けがなくなり、〇〇がいないと作業が進まない!という状況を失くすことができます。
また、一部分の人間だけが全てを把握しているという状況が無くなるため、やることの多さでECサイト運営が辛いと感じることはなくなるでしょう。
人手が足りない
ECサイト運営は、慢性的な人手不足に陥りやすいです。
それは、マネジメント側の問題であり、作業をする側に問題はないと考えます。
業務が多いのはECサイト運営をしていれば分かること。
逆にいうとECサイト運営に携わらないと分からないこととも言えます。
人手不足でECサイト運営が辛いと感じることも多いでしょう。
その人手不足を解消させるには、まず周りや上司に働きかけることが必要です。
違う部署から人員を回してもらったり、フォローしてもらったりすることも必要でしょう。
場合によっては新たに求人を出して人員を確保するのも検討すべきかと考えます。
そうすることで、人手不足は解消され、ECサイト運営=辛いという状況には陥り難くなると思われます。
集客が上手くいかない
ECサイトを上手く運営するには、集客は欠かせません。
集客にはSNSや広告をはじめ、メルマガなどもありますが、それらをきちんとやっているはずなのに上手く集客に繋がらないこともあります。
やることをやっているのに集客できない=売り上げに繋がらない。
それが原因でECサイト運営は辛いと感じる方も多いでしょう。
集客が上手くいかない場合は、戦略を見直すことも必要です。
ブランディングは出来ていても、ターゲット層を間違えていることもありますし、その逆パターンもよくあることです。
また、商品説明文やバナーを変えるだけで売り上げが跳ね上がったというケースもよく聞きますので、試行錯誤は日々欠かせない要素と言えるでしょう。
戦略として、インフルエンサーやライバーにPRしてもらうという手段も効果的なので、色々試してみましょう。
カスタマーサービス業務がしんどい
ECサイト運営が辛いと感じる要因として、カスタマーサービス(お客様対応)業務がしんどいと考える方もいます。
お客様対応業務は迅速さと丁寧さが求められます。
なので必要以上に神経をすり減らしてしまうため、しんどいと感じることがあるでしょう。
対処策としては、カスタマーサービス関連のツールや代行サービスの活用を検討してみましょう。
全てを人力で行うのも真心があって好印象を受けやすいかもしれません。
ですが、作業量や人的リソースの面から考えても厳しい場合は、そういったツールや代行サービス利用を検討するのも手段の一つと考えます。
ECサイトの将来性について
ECサイトの将来性については、上記の「物販系分野の BtoC-EC 市場規模及び EC 化率の経年推移」の表をまずはご確認ください。
経済産業省から発表された2013年からの毎年のデータを見て分かるとおりですが、年々、市場規模やEC化率は右肩上がりの推移です。
これはコロナ禍の影響もありますが、ユーザーのECに対する関心が高まっている証ともいえます。
また、店舗を構える企業などもEC化してきているため、これからもECサイト市場は伸びていく=将来性はあると言えるでしょう。
EC業界の今後はどうなる?
EC業界の今後についてですが、AI技術の活用なども今後は増えることでしょう。
お客様対応はもちろんのこと、サイト案内をAIで行えるツールも出てきています。
今後はECサイトでもそういったAI技術が取り入れられる可能性は充分に考えられます。
また越境ECが今年のECトレンドとして紹介されてもいますよね。
国境を気にせず、世界中の人たちが気軽に利用できるECサイト作りが今後求められることも出てくるでしょう。
AI技術の発展、越境EC、いずれもECの可能性を大いに広げてくれる要素となり得ます。
今後もECはますます発展することでしょう。
まとめ
今回はECサイト運営が辛く感じる原因についてや、ECサイトの将来性、業界の今後などについてご紹介しました。
ECサイトの市場規模やEC化も右肩上がりなので、今後もECの規模や利用頻度は増えるでしょう。
ECサイト運営が辛いと感じたらご紹介した対処法を実践してみるのも一つの手段です。
「辛い!」と叫びたくなるようなこともあるかもしれませんが、「楽しい!」と思える瞬間もあるのが、ECサイト運営というものです。
苦楽が混合し、まるで人生のようでやりがいのあるもの。
それがECサイト運営です♪