ECサイトの利用者数は年々増加の傾向にあることはご存じでしょうか。
今はPCとスマホどちらを優先してECサイトを作っていくべきか?とお悩みの企業様もいるでしょう。
今回は、ECサイト運営に関することで、PCとスマホどちらを優先にしたECサイトを作るべきかや、そのためにやるべきことなどをご紹介します!
PCとスマホどちらを優先してECサイトを作るべき?
表の引用:令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書(経済産業省)
そもそもの話ですが、物販系分野のBtoCにおけるEC市場規模やEC化率は年々増加しています。
コロナ禍の影響も大きく関係していますが、自粛が緩和されたり、在宅勤務も増えてきた現状から鑑みると、EC業界の可能性はまだまだ大きく広がっていると言えるでしょう。
さて、そんなEC市場はこれからも伸びると予想されるこのご時世で、PCとスマホのどちらを優先してECサイトを構築すれば良いのでしょうか。
結論からいうと、今はスマホの保有率が最も多いので、スマホフレンドリーなECサイト構築をしていくのが一般的になると言われています。
表の引用:令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書(経済産業省)
経済産業省の報告によると、2010年時点でのスマホ保有率は9.2%でしたが、2021年時点ではおよそ88.6%におよぶ世帯がスマホを保有しているという結果になっています。
一方パソコンの保有率は次点の69.8%という結果。二番目にパソコンの保有率が多いとはいえ、今はスマホの保有率が圧倒的に多いです。
そのため、ECサイトもスマホで見やすくしたり、利用しやすくできるよう工夫する必要があるでしょう。
モバイルフレンドリーなECサイトにするには?やるべきことなど
モバイルフレンドリー、つまりスマホなどの媒体でも見やすくて利用しやすいECサイトにするにはどうすべき?と悩みますよね。
今時は、PCとスマホの両方に対応しているECサイトも多くあります。
ECサイトによっては、元から機能として両対応になるようテンプレートが用意されているところも存在します。
そういったサイトを初めから利用すれば話は早いですが、既にそういったテンプレートがないECサイトを利用しているという企業様もいるでしょう。
そこで必要になるものを列挙しますと以下の通りになります。
- レスポンシブデザイン
- モバイルファーストのアプローチ
- ナビゲーションの簡略化
- SEOの最適化
- 適切なフォントサイズと行間
- コンテンツの最適化
ざっと見積もって6つの要素は欠かせません。
それぞれについても見てみましょう!
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、ウェブサイトが異なるデバイス(PC、スマホ、タブレット)で適切に表示されるようにする手法です。
CSSメディアクエリを活用して、画面サイズに応じてレイアウトやコンテンツを自動調整します。
これにより、ユーザーはどのデバイスでも快適に閲覧できるため、使い勝手が向上し、離脱率が低減します。
モバイルファーストのアプローチ
モバイルファーストのアプローチは、まずスマートフォン向けにデザインを行い、その後PC向けに機能やコンテンツを追加する手法です。
この方法では、限られた画面スペースを考慮して、必要な要素を優先的に配置します。
結果として、シンプルで直感的なユーザー体験を提供し、モバイルユーザーの利便性を向上させることができます。
ナビゲーションの簡略化
ナビゲーションの簡略化は、ユーザーがサイト内をスムーズに移動できるようにするための重要な手法です。
メニュー項目を減らし、重要なリンクを目立たせることで、直感的な操作を促します。
また、ドロップダウンメニューやハンバーガーメニューを使用することで、画面スペースを有効活用し、ユーザーが目的の情報にすぐアクセスできるようにします。
SEOの最適化
SEOの最適化は、検索エンジンでの順位向上を目指すプロセスです。
具体的には、ターゲットキーワードの選定とその適切な配置、質の高いコンテンツの作成、ページの読み込み速度改善、モバイル対応の実施が含まれます。
また、内部リンクの最適化や、外部サイトからのバックリンク獲得も重要です。
これにより、ユーザーの検索意図に応じた情報を提供し、トラフィックを増やすことができます。
適切なフォントサイズと行間
適切なフォントサイズと行間の設定は、ウェブサイトの可読性を向上させる重要な要素です。
フォントサイズは、一般的にスマホでは16px以上、PCでは18px以上が推奨されます。
行間は1.5倍から1.6倍に設定することで、テキストが読みやすくなります。
これにより、ユーザーはストレスなく情報を吸収でき、滞在時間やエンゲージメントが向上します。
視覚的な一貫性を保つことも大切です。
コンテンツの最適化
コンテンツの最適化は、ユーザーのニーズに応える情報を提供するためのプロセスです。
具体的には、ターゲットキーワードを意識したタイトルや見出しの作成、読みやすい段落構成、ビジュアル(画像や動画)の適切な使用が含まれます。
また、モバイル向けにコンテンツを簡潔にし、重要な情報を最初に配置することで、ユーザーの注意を引きやすくなります。
質の高いコンテンツはSEO効果も高め、トラフィック増加に貢献します。
などなど、これらをしっかり行うことで、よりモバイルフレンドリーなECサイト作りができるでしょう。
まとめ
今回は、「ECサイトでPCとスマホのどちらを優先すべき?」という内容でご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
今はPCよりスマホ保有者の方が多い傾向にあります。
そのため、これからはスマホフレンドリーなECサイト作りが求められることでしょう。
ECサイトのみに限らず、これからのサイトはスマホを優先に作っていくことになると予想されます。
時代の波を感じますが、その時代に乗ることこそ、収益につながる要素となり得ます。
まだモバイル版のサイト表示になっていない場合は、この機会にモバイル版にも目を向けてみるのも遅くないと考えます。
というわけで、今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪


